前回ではどのようにリフトが取り付けられているのかをご紹介いたしましたね!
今回は、実際に人が乗ったことを想定しての試験作業です。
使用するのはコチラ。
見るからに重そうですよね?そうです、そうなんです。重いんです。
1つが大体30㎏あり、これを4つ並べて乗せていきます。合計で120㎏。これは60㎏の人が2人乗った事を想定しております。
第一リフト、第二リフト共に片側全てに重石を乗せていくのですが...前回のリフト付けよりも負荷が大きい...持ち上げ、運び、座席に乗せという作業を行うのですが、座席に乗せる際に少し高い位置にある座席より上に重石を上げなければいけないため、腕に必要以上に乳酸がたまっていきます。
天候は、次第に悪くなり・・・
気が付けば雪が降り出し、顔を上げれば吹雪となり・・・寒い、重い、辛い。私の精神は限界を迎えようとしていました。
しかし、そんな私に叱咤激励をかけて下さるベテランの男たち。強く逞しいその姿に憧れを感じずにはいられません。
なんとか重石を乗せきり、スタートアンドストップを繰り返します。正常に停止は作動するのかどうか、緊急停止ではどれ程で止まるのかなど様々なテストを繰り返します。
第二リフトが終われば第一リフト。重石はブルに乗せて運びます。
オープン日までもうすぐ。ピッチを上げて作業をして行く中で大変な作業ばかりだと愚痴を漏らした私に対し、
「これも安全にスキーを楽しんでもらうため」 と、作業に臨む姿勢を教えてくれました。
全てのスキーヤーへ向けた誠心誠意。恐らくどのスキー場でも同じように取り組まれているのでしょうけれども、真っ直ぐな檜枝岐の男たちと一緒に作業ができて私は嬉しいです。
さて、次回は柱にマットを付けていく作業を追っていきたいと思います。お楽しみに!!